「こんな感じで描いて下さい」と、
他人の創作物を引き合いに出して依頼してくる人がいる。たまに。
しかも、自分のタッチとは似ても似つかないタッチだったりする。
こういうのは、お門違いとしか言いようがない。
「わたしはこういうタッチで描きます。よかったら使って下さいね」と
作品を発表してるにも関わらず、こういう事が起きるから不思議だ。
その絵がいいなら、その絵を描いた本人に依頼すればいいのに。言ってしまえば、これにつきる。
プロのイラストレーターの作品発表には、宣伝の他に、
保証的な意味もあって、その1つには、
「このタッチはわたしのオリジナルですよ」という事もあると思う。
つまり
著作権法上問題ありませんよと請け合っている。
たいていの人はこの保証を信用し(暗黙の了解)依頼すると思うんだけど、
お門違いな依頼をしてくる人は、逆に保証外の事を要求している事になる。
極端な事を言えば
「ちょっと法を侵してもらえませんか?」と、
依頼してるのと同じことになる。
著作権法への理解が極端に薄いと言わざるをえない。
こういう人は何かともめる原因になるので、
できれば、あんまり仲良くしたくないけれど、
仕事は仕事。無碍にもしたくない。
ぼくの対処法