親友ハラマサからケータイメールが来た。

ハラ「最近、
ビーせん丼にはまってるよ」
サク「んー? ビーせん丼ってなんだ?」
ハラ「ごはんに揚げ玉、海老、青のり、ネギ、紅生姜、生玉子をのっけた丼だよ」
サク「なんだかお好み焼きみたいやなぁ。ところで“ビーせん”ってどういう意味?」
ハラ「そもそも海老せんべい焼きをよく作ってて、
揚げ玉、海老、青のり、ネギ、紅生姜などのあまりもんで
作ったから、ビーせん丼やなぁ」
サク「いや、だから“ビー”って何よ?
っていうか、それってぼくが知らないだけで一般的な丼なの?
それともハラマサのオリジナル丼なの?」
ハラ「海老せん、海びせん、海ビせん、えビーせん、ビーせん…
ビーせん丼だがや! もちろんオリジナルだよ」
サク「……」
なぜ「えび」の「え」だけ省略されるのか、とか、
なぜ「ビ」はカタカナに変換されるのか、とか、
なぜ「ビー」と音が伸びちゃうのか、とか、
そういう、
ネーミングにおける数々の謎はさておき、
作ってみた