ハゼの実あつめをしていたら、ギョッ。
スズメバチがナンキンハゼの枝にとまっていた。
以前ナンキンハゼに集まる危険な虫を記事にしたが、
“危険な虫”という意味ではスズメバチに勝る虫はいないだろう。
▲じっとして動かない。ただし、今回ナンキンハゼの枝にくっついていたのはたまたま。
スズメバチがナンキンハゼにくっつくという習性はない。
▲別アングル。でっかいなぁ。人差し指ほどある。ぼくが使ってるカメラはポンコツで、接写モードだとズームできない。
だから、これは、わりと近づいて撮影している。
ふつう、こんなに近づいたら、逃げちゃうハズ。
おそらく寿命間近のスズメバチだと思われる。弱って動けないのだろう。
それをいいことにしげしげと観察していると…
突然! もう一匹、乱入してきた!
▲とっさの事で、あわててピントずれまくり。乱入バチは、ぜんぜん弱ってない!
すこぶる元気。しかも弱りバチより、ひとまわりデカイ!
一般的にスズメバチは「秋、凶暴化する」と言われている。
その凶暴バチそのものだった。
とばっちりをくわないように、ちょっと下がって観察した。
▲なぜか弱りバチに襲いかかる凶暴バチ。鋭い毒針が君に見えるか。応戦空しく全くかなわず弱りバチは退散…
▲残った凶暴バチ。戦闘で乱れた触角を悠々と手入れした後、ブンと飛び去った。
▲並べてみると体の仕組が結構違う。別の種だったのかも。