以前にも
記事にしたのだけど、
このくらいの季節から、川の鯉を見てると、不思議な行動が見られる。
▲ホラ、ごらんよさかさまに泳いでいるだろう?
▲こっちでも… ▲ホラ、こっちでも… ▲ホラホラ、ね?これは、いったい何をしているかというと、
背びれについた寄生虫をとっているとはいえ、
虫がいるかいないかも分からないのに、
こんなエネルギーを消費する行動をするわけがない。
もし、そうなら、すべての鯉がやるはずだが、やるのは一部の鯉だけ。
つまり、
寄生虫が背びれにつくと、
そうとう
痒いと思われる。
「魚には痛覚がない」という有力説があるが、
痛覚はないにしろ、触覚は確実にある。
それが人間でいうところの “痒い” という感覚とは
違うにしても、何かしら違和感を感じているに違いない。
ムズムズしてる( ´艸`)だから、逆さに泳ぎ川底の砂利に体をこすりつけたり、
水面から出した背を流れにさらすといった奇行に駆り立てられるのだ。
人間なら孫の手で掻けるし、猫や犬でも後足で掻く事ができるが、
なんせ、短いヒレしかない魚はそうはいかんのだ。(難´・_・`儀)
どうしても寄生虫がとれない鯉は、最終手段!
半ばヤケクソ気味に、水面から派手に飛び跳ねる!!
▲ジャンピングカープ!なんで、こんな瞬間的な写真が撮れたかと言うと、
一度跳ねた鯉はその効果が出るまで、わりと何度も跳ねるからだ。
水面から飛び跳ねるのは、ものすごいエネルギーを消費する。
つまり、それに見合うほどの
ムズ痒さを感じてると言える。
もし、こういう鯉を見かけたら、
「あの子、背中がムズムズすんだな( ´艸`)」と理解し、
あの手この手で虫を落とそうとする彼らを応援してあげよう。