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まぁあるのだから仕方なく、これは受け入れるしかないけど、
非合理であるが故に、こんな非合理なやりとりも生まれる。
「これって漢字で、どう書くんですか?」名前とかね。
たいてい「木の桜だよ」とか「井戸の“井”だよ」とか
「サンズイに毎日の“毎”だよ」とか「老人の“老”」とか
みんな、そんな感じで答えると思うんだけど。
字そのものが難しかったり、日常的に使わなかったりで、
思い出せない漢字ってのもあるじゃん。
例えば「醤油」とか「薔薇」とかさ。
そういう時は、その漢字を形成する部品で表すよね。
“イチクチソイチイチノメハ” って覚える「頭」的な。
「木ヘンに、カタカナのツ、その下に女で、“桜”」とか。
それを伝える時、指で空中にその字を書く人いるでしょ。
自分でも思い出すために自然にやっちゃってる人もいれば、
補助的な伝達手段として意識的にやってる人もいると思う。
口で伝えてもらっても、なかなか理解できない時は、
この「指伝え」が、理解の助けになる事も多いよね。
さて… (前置き終了)