足下でモゾモゾうごめくものが…

▲イモムシをひきずるクロオオアリ
自分の体の20倍はあろうかというイモムシをがんばって運んでいた。
重くてなかなか進まない。急げ急げ。
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クロオオアリが急ぐ理由
クロオオアリは体が大きいのでたいていエサは単独で運び巣の中で解体する。
一方アカアリは体が小さいので大挙してエサを取り囲みその場で解体してから、
少しずつ巣に運び込む。

▲ミミズを襲うアカアリの群れ
個体としては、体が小さく動きが鈍いアカアリよりも、
体が大きく動きも俊敏なクロオオアリの方が強いんだろうけど、
いかんせん数には敵わない。1匹のクロオオアリに何匹もの
アカアリが襲いかかり、どうしようもなくなる。
クロオオアリが急ぐ理由は、モタモタしてると、
大挙したアカアリに取り囲まれエサを横取りされてしまうから。
アリの世界もたいへんだ。

▲急げ急げ