あの後、すぐに擦り下ろしてしらす大根を作ったのだけど、
これが、辛い辛い! 思わずシーシー言うほど辛かった。

▲あんな思いをして買ってきたのに…
ところが、擦り下ろしすぎて余った分をラップして冷蔵庫で1日おいてから
食べたら、なんてことだ! 辛味がまったくない! むしろ甘い!
大根は擦り下ろして、ちょっと置いとくと甘くなる!
発見だ。
なぜだ。不思議だ。どういうメカニズムなんだろう。
ちょっと大根を見直した。
そんなわけで、昨日から朝昼晩と、大根おろしばかり食べてたので、
もう1本、まるまる使い切ってしまったよ。
また買いにいってきマス。今度はマイバッグ持って。
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その後、辛味について調べてみた。
大根の辛味の正体はイソチオシアネートという成分らしい。
イソチオシアネートの量は1本の大根の中でも上と下では10倍も違うらしい。
下(葉がついてない方)へ行くほど、辛くなる。
イソチオシアネートは、ミロシナーゼという酵素によって発生する。
このシロガネーゼ…じゃなくてミロシナーゼが、働かなければ、
イソチオシアネート(辛味成分)は発生しないという事らしい。
ミロシナーゼは細胞の膜の壊され方によって働きが変わるらしい。
細胞膜の破壊 = 擦り下ろし という事で、
つまり、勢いよく直線的にガシガシ擦り下ろすよりも、
円を描くように優しく擦り降ろした方が辛味がやわらぐらしい。
また、同じ意味で、擦り下ろし器によっても差が出るらしい。
金属製で先が尖った太めの突起が立っているものがベストらしい。
ただ、この辛味成分には胃腸を整えたり、血をサラサラにする効果が
あるらしいので、一概に「辛くない方が良い」とは言えないらしい。
ちなみに擦り下ろしてから8分くらいが一番辛いらしい。
なるほど… 勉強になった。