引っ越しました

2009年07月23日

振込手数料はどちら負担?

こういう仕事を、こういう業務形態でしていると、
仲間内で、たまに(ごくごくたまーに…)

報酬の振込手数料は相手と自分、どちらが負担するのか

ということが、話題になる。

たかが数百円、されど数百円、
回数を重ねれば、それなりの痛手となる。
それを一方的に強いられる謂れはないよね。
経費削減したいのは、こっちだって同じなんだから。

お金、大事!

ってわけで、ハッキリさせておこうと思う。


まず僕の場合を言うと、
10年やってるけど、9割9分、相手負担だ。
一般的にも「振込手数料は支払う側が負担」が慣例・常識のようだね。

それでも1分の支払う側の方々は、
振込手数料は、受け取る側が負担するのが当然!
…として振込手数料を引いた額で振り込んでくる。(^-^;

その理屈としては、

「本来、そちらが受け取りに参上すべき所を、こちらの手間を割いて
 わざわざ振り込んでやるんだから、手数料くらい負担しやがれ」


こんな感じなんだろうね。たぶん。
まぁ、心情としては、理解はできる。


――――――――――――――――――――――――

でも…

法律では、弁済の費用について別段の意思表示がないときは、
その費用は、債務者の負担とする。(民法485条抜粋)


「弁済」とは、支払いの事。「債務者」とは、支払う側の事。

とある。

つまり、支払いの為の費用は支払う側が負担せよと法律で定めているわけ。

そりゃ、そうだ。

例えば、ネットで200円の商品を1つ買って、
振込手数料300円はショップ側負担なんて事になったら、
ショップは100円、損する事になる。これじゃ商売にならない。

仮に「10000円以上お買い上げの方、振込手数料当社負担!」という事が
あったとしても、それはショップ側のサービス、つまり例外でしかない。
振込手数料はお客様負担が前提だからこそ、サービスとして成立してるんだ。

法律に加え、慣例としても支払う側の負担とされているので、
何の断りもなく、当然のように、受け取る側に負担させるのは、
言ってしまえば、非常識という事になる。



また、法律では、

商行為によって生じた債務の履行は債権者の現在の営業所において、
しなければならない。(商法516条抜粋)


ともある。

つまり、代金は支払う側が受け取る側の元へ届けよと法律で定められている

だから、冒頭の
「本来、そちらが受け取りに参上すべき所を、こちらの手間を割いて
 わざわざ振り込んでやるんだから、手数料くらい負担しやがれい」
って理屈はまるでおかしいんだな。

逆に「お届けになるお手間をかけるのも悪いので振込でもいいですよ」と、
言えるのは受け取る側なのだ。




…と、まあ、こうして、小癪な講釈をつらつらと連ねたわけだけど、
そもそも引き合いに出せるほど、ぼくは法律に明るいわけじゃない。
こういう法律がある程度には知ってたけど、それが何法の何条かなんて事は、
今回記事を書くにあたり、調べただけのこと。
内容も抜粋だしね。※全文はコチラ参照。


そして、残念ながら、これらの法律には、何の拘束力もない。
言わば、単なるデフォルトの提示。

基本的には、こう定めておきますからね、
特に取り決めがない場合は、これに従ってくださいね


くらいの代物だ。

振込手数料を受け取る側に負担させたからって、支払う側が、
赤切符きられたり、ブタ箱にぶちこまれたり…なんて事はナイ。

だから、双方合意の上での取り決めなら、受け取る側が負担しても構わない。
 あくまで“合意の上なら”ね。
 実際、トラブルの多くは振込手数料の負担よりも、何の報告も相談もなく、
 当然のように差し引いた額で振り込まれた事に端を発してるようだ。


法律やら慣例やらなんてもんを盾にとって強く出たところで、
「じゃ、あんたんトコとは取引中止ね、バイバイキン」
と、言われてしまえば、ハイそれまでよ、だ。
今後もおつきあい願いたいと思っているなら、なおのこと、
「これくらいは仕方ないか…」と、折れるしかないのが現実。

だからって「弱い立場だもんな…トホホ」なんて卑屈にならなくとも、
「大目に見てやっか」くらいの気構えで対応するのが、
良いんじゃないかなと思う。メンタル的に。損して得をとる。



posted by さくらい | 制作 | 更新情報をチェックする
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