ちょっと前の事になるけど、忙しくて書けなかった
ミノムシについて書いておこう。
これが、すげぇんだ。おどろきの急展開。
前記事でミノから落っこちて、うんこに似てるサナギになったミノムシ。
その後、どうなったのか。開けてみた。
――――――――――――――――――――――――
パカッ
!?
よ、幼虫に戻ってるではないか!!
いや、まてまて。
“戻ってる”わけじゃないぞ。
だってミノに入ってた頃は、
こういう姿だったハズだぜ。ぜんぜん別人だ。
幼虫の時のほうが、明らかに高等生物っぽい。退化してる。
なに、このサナギになり甲斐のない姿は。
ミノムシってミノガっていう蛾の幼虫じゃなかったの?
ぜんぜん蛾じゃないじゃん!
蛾以外でも、ミノを作る虫がいたって事?
うぉぉぉぉぉぉぉお、まるで分からんんん!!
誰なんだ、おまえは!
▲頭を持ち上げたところ。可動部は首だけみたい。
すっかり混乱してしまったので、ネット上の昆虫ハカセに聞いてみた。
ハカセ曰く、
ミノムシのメスは一生、羽化しないんだよ。
手足どころか目や口すらない産卵の為だけの成体になるんだよ。
…なんだってさ!
へぇ〜なるほど、それでこの姿ってわけか。
知らなんだ。勉強になるなぁ〜。
こうした幼体の性質が残る現象の事をネオテニーというんだそうだ。
人間界にもネオテニーな人はわりといる。
さてさて、これにてミノムシシリーズ完結。
毎度毎度、ドラマチックな展開で、
充分、好奇心を満たしてくれた。
ありがとうして、捕まえた所に逃がしてあげた。
いい男みつけてね。(あ、目が無いんだっけ)
<ミノムシシリーズ>
1.ミノムシ遊び
2.ミノムシ結果
3.ミノムシその後
4.ミノムシ完結