サギと詐欺は何か関係があるのか。
▲ケンカするサギ
実はまったく関係ない。(“まったく”って事もないか…)
詐欺の由来に直接関係してるのはウサギだ。
以下、まったくのウロ覚え。
むかーしむかし、獣肉を食べる事を禁止された事があった。
でも、どうしても肉を食べたかった人々はウサギの長い耳を羽根に見立て、
またウサギという名から鳥であるサギの一種だとし、
「ウサギはサギ(鳥)だから喰ってよし!」という強引な理屈で
ウサギの肉を食べたんだってさ。せこいね。
(だからウサギは1羽2羽と数える)
▲ジャストローの騙し絵。ウサギにも鳥にも見える。
そんなわけで、騙す事・人をサギと言うようになり、
詐る(いつわる)欺く(あざむく)という漢字を当て、詐欺となった
らしいよ。
そういえば、民話の“因幡の白ウサギ”もワニ(サメ)を騙してるね。関係あるのか?
まぁとにかくサギは詐欺とは直接関係ない。
詐欺の“サギ”はウサギの“サギ”。
むしろサギは騙すためのダシに使われた立場であり、
サギと詐欺が同音な事はサギにとって不愉快な事なのかもしれない。
▲ウサギに見える月の模様