一般的には「歯につまる」らしいのだけど、
名古屋では「歯にこまる」と言う。過去形なら「歯にこまった」。
これは
「歯に困る」「歯に困った」
ではなく、“弾を込める”とかの「込める」に近いニュアンス。
「歯に込まる」「歯に込まった」
弾を込めるのは能動的なので“込める”だが、
歯に込まるのは受動的なので“込まる”になる。
(「始める」と「始まる」の違いみたいなもの)
こんな感じで名古屋では定着してると思うんだけど、
(なんも疑問に思わず使ってる人もおるやろうけど)
他府県の人の前で「歯にこまった」と言うと、
歯の事について何か困っていると思うようで。
「歯に食べ物が挟まって取れないよ〜う。これは困ったよ〜う」
ってそういう事か? タワケか?
名古屋人は、そんな事でいちいち困らんがね。(・_・)