これを尻に持つ言葉はいろいろある。
「べとつく」や「がっつく」は、“べとべと”や“がつがつ”という
擬音からきていると思われる。
「きずつく」や「たてつく」は、“傷”や“盾”という
名詞から来ていると思われる。
また、「くいつく」や「かみつく」は、“喰う”や“噛む”という
動詞からきていると思われる。
さて、以上、ふまえて本題。
「へばりつく」「こびりつく」の
“へばり”や“こびり”って何?
“へばへば”や“こびこび”って擬音は聞かないし、
“へばり”や“こびり”という名詞も知らない。
では、動詞か?
くたびれるという意味の「へばる」
ごきげんとり的な意味の「こびる」
う〜ん…
これらは、「へばりつく」「こびりつく」の
“しっかりとくっついてる”という意味にそぐわない気がする。
へばり・こびりって、いったい何なんだろう。