それはまぁ、どうでもいいんだけど、
そこから派生して“しゃくれたアゴ”という言い回しが広まってきた。
これが、いつまで経っても個人的になじまない。
“しゃくれてる”とは、えぐれてる・くぼんでるというような意味だ。
シャクレと呼ばれる人が、なぜそう呼ばれるかというと、
そうでない人(図A)に比べ、アゴがでてる事により、
顔の中央がくぼんでるように見えるからだ。(図B)
アゴ自体がえぐれたり、くぼんだりしてるわけじゃない。(図C)
アゴが出ている事自体は「突き出たアゴ」と言えば事足りる。
それでも“しゃくれる”という言葉を交えて表現したいのなら
「しゃくれた顔」というべきだろう。
そのうち「しゃくれる」という言葉が、
「でっぱってる」という、まったく逆の意味で定着しかねない。
混乱のもとなので、やめてほしいなーと思う。