訃報を知って全身に鳥肌がたった。
残念でならない。辛い。膵臓癌。
闘病中だったなんてぜんぜん知らなかった…
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『千年女優』
『パーフェクトブルー』
『東京ゴッドファーザーズ』
『妄想代理人』
『パプリカ』
氏の作品は、全部見た。何度も何度も見た。
全部大好きだった。
長いこと、お子様向けか、オタク向けか、
あとまぁジブリかってくらいのものだったアニメ業界に
間違いなく新しい風を吹き込んだ人だと思う。
氏の作品はジブリにはない“生々しさ”があった。
鋭い視点と切り口、それを最大限に活かすアイデア、
魅力的なキャラクター、散りばめられた遊び心、
重すぎず軽すぎない絶妙な絵と動き。
何をとっても素晴らしく、贅沢な楽しみを提供してくれた。
今でこそ普通になった感のある“大人が楽しめるアニメ”というジャンル、
氏はその先駆者であり、開拓者であり、常に第一人者だった。偉大。
次回作『夢みる機械』が、とても待ち遠しかった。
つボイノリオが言ってた。
「芸に携わる人が亡くなった時、
何が悲しいって芸も一緒に持って行ってしまう事だよ」
ほんとにそうだなって思う。46歳…若すぎるよ。悔やまれる。
悲しいなぁ… ほんとに悲しいよ…
こんなに悲しいのは、いかりや長介さんの訃報以来だ。
ご冥福を お祈りします。