“小寒い”のだから、まあ当然、ひんしゅくの対象になる。
ただ、そうと分かってて、
あえて言う、わざと言う
みたいな事ってあるじゃんか。
「おやじが発想しそうな事を再現してみましたよテヘ」的な意味で。
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20代までは、こういう事をしても、
ちゃんとその意図が相手に伝わってたように思う。
返ってくるリアクションは、こんな感じ。
「あ〜、おやじってそういう事、言いそ〜(笑)」
「おいコラ、なんだ、そのおやじギャグ!(笑)」
つまり… どうであれ…
“小寒いおやじギャグなんてワレワレとは無縁”という共通認識の元に、
得られるシンパシーにより、裏の意味でのユーモアが成立するわけだ。
しかしながら、アタクシも当年とって36となりまして…
まあ当然、外見は「おやじ」って事になっちゃうわけだ。残念ながら。
そうすると、まったく同じ事をしても、違う解釈をされてしまう。
例えば
「ちょっとトイレにいってきます」に対して、
「おーう、いっといれ〜」
なんて言ったとする。まぁ典型的なおやじギャグよね。
こちとら、そんな事は百も承知、裏の意味で言ったつもりなのに、
なんと表の意味で言ったと捉えられてしまうわけデスヨ。
「あは…ははは…お、おもしろいですね…」なんて、
昔、自分もしたお気の毒様みたいな愛想笑いをされちゃうわけデスヨ。
「トイレにいっといれ」というおやじギャグを、そのまんま、
これを面白いと感じるセンスの人と認識されてしまうわけデスヨ。
もう…
こうなっちゃうと…
どうしようもないよね…
「あーいや! バカバカ、違うぞ! 今のはそうじゃない! 勘違いしてるぞー!」
と、いくら釈明したところで
おやじギャグが滑ったおやじが必死で取り繕ってるようにしか見えない。
ましてや、ここで書いたような意味・意図を正確に伝えたとしてもだ、
それはギャグのどこが面白いかを説明するという大禁忌を犯す事になりむしろ泥沼。
冤罪。理不尽。でも、あきらめるしかないのデス。こらえるしかないのデス。
もっとも、どこから見ても、まごうことなく、おやじなのだから、
「おやじがおやじギャグを言う」なんて事は、むしろ正常な事象。
そのへんのおやじが抱く「いつまでも若く見られたい!ムホッ!」なんていう、
それそのものが加齢臭ただよってきそうな願望もナイので別にいいんだけど。
なんか、こう…
なにかと、やりにくいなぁ〜(*´Д`)=з と感じるワケですよ。
そうは思わないか。西くん。