サシガメについて調べていたらとんでもない事が分かった。
南米に生息するサシガメは哺乳類(人を含む)を狙い血を吸う大害虫らしい。
ただし、大害虫と呼ばれるのには、吸血以上の理由がある。
それは彼らがシャーガス病という寄生虫症を媒介するからだ。
日本ではあまり知られていない、恐ろしい病気。
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ザックリ紹介
まず、刺されるとトリパノソーマというニョロッとした寄生虫が体内に侵入、
発熱を伴い刺された皮膚が赤く腫れ上がり硬化するという急性症状が発現。
しかし、これは長くても数ヶ月で治まるらしい。
その後、自覚症状のないまま不確定な潜伏期間(数十年後という事も)を経て、
慢性疾患として再び発現する。
その症状は、発熱、倦怠感、筋肉痛、内蔵膨張、脳疾患、心臓障害などなど…
常に続く重い苦しみを強いられた末に、まず確実に死に至る。
なぜなら、確実な治療法がないからだ。
一応、薬はあるらしいが、感染直後でないと効果がなく、
感染直後であっても効きづらい。副作用だけは大きい。
な、なにこれコワー。((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル
現代に、こんな恐ろしい病気が、まだあったんだ…
日本のサシガメは、そもそも人を吸血しない。
刺されたとしても、まず感染する事はない。
なぜならサシガメ自体がまず感染していないだろうから。
▲見た目はグロでも害はない。日本のサシガメ。
だがしかし、
シャーガス病自体は日本も無関係ではいられない。
なぜならこの病、感染経路はなにもサシガメだけではない。
輸血、臓器移植、母乳、性交渉でも感染する恐れあり。
感染者が妊娠すると子にも先天的に感染する恐れあり。
国内での感染はすでに13例、発症・突然死は2例あるらしい。
感染経路は、潜在的な感染者である在日ブラジル人だという。
にもかかわらず、
この病気、認知度が低く、国内のお医者さんのほとんどが、
「しゃーがす? なぁにそれ、おいしいの?」状態。
お、おそろしすぎる! ((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル