引っ越しました

2010年12月02日

蜘蛛の巣に草をひっかける実験

散歩中、巣でじっと獲物を待つジョロウグモを発見。

ネット状の糸に虫がひっかかると、瞬時に跳び付き糸で絡めるわけだが、
もし虫以外のものがひっかかったら、クモはどうするのだろう。

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 ▲ってわけで、実験してみた。

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 ▲ちぎった草を

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 ▲投げて、巣にひっかけてみる


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実験結果ムービー



(°д°)なんということだ!

草を器用に糸からはずして、取り除いた!
3回やったが、3回とも同じ結果だった。
ほっといても良さそうなもんだけど、なぜいちいち取り除くのか。

考えてみた。

1.巣の耐久性が悪くなるから。
2.獲物の警戒心が高くなり回避率が高くなるから。
3.かかった獲物を糸で絡める時に邪魔になるから。

ムービー内の2回目、ほんの小さな草の破片すら取り除いてる事からして、
1や3の可能性は低い気がする。

…とすると2か?
それにしては、すでに食べ終わった虫の残骸がひっかかったままになっている。
これこそ、獲物の警戒心を煽る気がするのだけど。

うーん、謎だ。

なんにしても、
「ひっかかったものを確認、獲物じゃないと判定したら、取り除く」という
一連の動作が、DNAに刻まれているという事に感心する。

クモは、えらい!


posted by さくらい | 自然 | 更新情報をチェックする