引っ越しました

2011年03月09日

ボンタンアメ

ボンタンアメ買う。なつかしい。

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 ▲パッケージ横には「文旦飴」の表記。なぜ“ブ”が“ボ”になったかは謎

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 ▲オブラートに包んである

発売から85年の化物じみたロングセラー。

ボンタンとは古い柑橘類ザボンの事。
グレープフルーツやナツミカンやハッサクは
ザボンの血をひいている。

ボンタンアメの“アメ”とは水飴の事、だから柔らかい。
一見ゼリーのようにも見えるが水飴に餅を練り込んであるお菓子なので、
噛むと、もっちゅもっちゅして歯にくっつく独特の食感がある。

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ポンカン? ボンタン?

ぼくが小さい頃、このお菓子は“ポンカン”と呼ばれていた。
パッケージにははっきり「ボンタンアメ」と書いてあるのにポンカン。

実は昔「ポンカン飴」という似た名前の菓子が売られていた。
ぼくより1つ前の世代には、たぶんおなじみ。

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 ▲こういうパッケージ

ぼくの世代でもなんとなーく覚えがある人いると思う。
おそらくそのイメージを引きずっての「ポンカン」なのだろう。

ポンカン飴を売ってたのは、
名古屋市にある駄菓子メーカー共親製菓さん。
フルーツの森でおなじみ。


さて、これをふまえて、1つ思い出がある。

遠足前の「バナナはおやつに入りますか?」というベタな質問があるが、
ぼくが小さい頃はマジでこういう質問をする奴がザラにいた。

ある時、クラスの誰かが「ポンカンはおやつに入りますか?」と尋ねた。

クラスメイト全員がボンタンアメを連想していたので、
「入るに決まってるじゃん。アホか?」と思った。

ところが、それと知らない先生は果物のポンカンを連想し、
「…検討します」と言った。

クラス全員「エーッ」とおどろいた。

でも、今にして思えば先生もおどろいただろうな。
バナナはともかくポンカンなんてマイナーな果物は想定外だっただろうから。

翌日、ポンカンがボンタンアメの事を指す事を知ったであろう先生が、
「ポンカンもおやつに入ります」と答えホッとした。

そのくらいみんな、大好きだった。


posted by さくらい | 買物 | 更新情報をチェックする