福島原発はチリ級津波が発生した際には
機器冷却海水の取水が出来なくなることが、
すでに明らかになっている。
これは原子炉が停止されても炉心に蓄積された
核分裂生成物質による崩壊熱を除去する必要があり、
この機器冷却系が働かなければ、最悪の場合、
冷却材喪失による苛酷事故に至る危険がある。
そのため私たちは、その対策を講じるように求めてきたが、
東電はこれを拒否してきた。
柏崎刈羽原発での深刻な事態から真摯に教訓を引き出し、
津波による引き潮時の冷却水取水問題に
抜本的対策をとるよう強く求める。
福島原発10基の耐震安全性の総点検等を求める申し入れ(抜粋)
これは2007年の文書である。