引っ越しました

2012年01月26日

おぱ会(1)

12月某日、相互フォローさせてもらっている
カフェ「リチル」さんが、こんなツイートを。




おぱ会 …ってなんだ(・_・?) 説明がない。
張られたリンクからイベントの主旨説明ページを開いてみた。

パンと向き合う会

パンと… 向き合う…? 向き…え? パンと?

ぼくが知ってる「パン」は「向き合う」ものではない。
いったい、どういう事なのよ。

主旨説明ページを読み進めてみると、
どうやら パンの食べ方講座 という事らしい。
あ、食べるのね。よかった。

でも、疑問は残る。 パンの…食べ方?(=_=?)

食べ方も何もさ、パンなんてものはさ、日常的に食べるものでさ。
おそらく多くの人がそうであるように、
ぼくにとってパンなんてもんは何でもない存在で大して興味もない。
本来なら、これでおしまいの話なんだけど…

そんな自分にとって大して興味のないものを “向き合う” などと、
仰々しく銘打って示すほどの “食べ方” とは、いったい…(ゴクリ)


とか、思っちゃって。

opakai.gif

アクロバチックな想像が、頭を巡り巡っちゃったりして。

キャンセル空きは先着1名様。
早くしないと埋まっちゃうのもあって。

気付けば参加表明していたのだった。


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そんなふうに参加したおぱ会だけど、
先に結論を言うと行って良かったよ (結´ー`論)


以下、顛末。


当日、ナビ使ったにも関わらず道に迷う…
リチルの人が店の前で待っていてくれて助かった。親切だ。

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 ▲カフェ リチル ホームページ


予定より15分遅れでの到着。
といっても、開始予定時間の前なのだけど。
といっても、みなさん、すでにお集まりで。
おまたせしました。 ⌒┌○ ペコ 


さて、


店内の一角にて、おぱ会スタート。

おぱ会とは「お茶会ならぬ、お パ(ン) 会」って事なんだと思う。
とくに言及されることはなかったが。


講師は、ぱんちきさん。終始にこやかほがらかさん。
「パンのために生まれてきた!」と言っても過言じゃない情熱を持ったお人だ。

ぱんちきさんのホームページ『ぱんフレット。』


参加者は20代〜40代。ぼく以外みんな女性で、ぼくも含め5人だった。
みなさんカフェ好きで人品いやしからぬご婦人オーラが漂っていた。
ぼくはこういうオーラには意外と免疫あって、わりと居心地良くいられる。
さりとて、ぼくのオーラの免疫をみなさんがお持ちとは限らない。
場の空気を汚さないよう借りてきた猫のような振る舞いに努めた(つもり)。

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 ▲と思ったところに猫登場。タイミング逃しシッポのみ


まずは自己紹介から。

変わってたのは名前と一緒に好きなパンを言うってトコ。
ぼくは特に好きなパンがなくて、ちょいとヒネッて “おぱ” をにごしておいた。

「さくらいです。好きなパンは ナン です」

言わずとしれたインドパン。別に間違っちゃいないしね。
友人Y氏なら「フライパンです。なんてな!違うか!」と言っていた事だろう。




次に、リチルさんのスープ。

ぱんちきさん曰く「パンと向き合う準備をととのえる」という事らしい。
空腹すぎるとがっついちゃうので、しみじみパンを味わえないという理屈だ。
なるほど、そういうものか。(・_・ )ウム。

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 ▲さといもとだいこんのスープ



おいしくスープをいただいた後、いよいよパン登場。

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 ▲いつもの食パンとどことなく存在感が違う…

ぱんちきさん曰く「山食と角食の間くらいのパン」なのだそうで。
でた! 専門用語! 意味がわからない。素直に尋ねた。

ご存知の通り、食パンは型に入れて焼くのだけど、
同じ材料を使っても山食と角食では口当たりが違うらしい。
フタをせず焼くのが山食。上に伸び、ふんわりした感じになる。
フタをして焼くのが角食。引き締り、しっとりした感じになる。


なるほど。知らんかった。勉強になった。


そうした解説をしてる間も「水分が逃げてしまうから」と、
ぱんちきさんは、すかさずパンの上にナフキンをかけるのだった。
並々ならぬパンへの愛…


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 ▲愛のベールに包まれた食パン




ぱんちきさんの講義は続く。

「パンを味わうには五感をフル活用してください」


ご、五感とな!?(;`Д´)


まずは色ツヤを目で確認、
触れて、すいつくようなシットリ感を感じ、
そして、甘い小麦の香りを楽しむ。
こうする事で「もう食べたくて食べたくて仕方ない!」
というテンションまで自分を高め、ようやく口にする事ができる…



ちょ、ちょっとまって、パンでしょ?
パンの話だよねぇ? なんか…あれー?
パンってそういうもんだっけ?( ´ ▿ ` ;)


他の参加者さんもクスクス笑い。
少なからず同じ事を思っていたのだろう。


しかし、ぱんきちさんは、そんなことはものともせずに、
それぞれのパンを、テキパキと4等分にしていくのだった。



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 ▲4等分されたパン。



ひつまぶしのように一片ずつ、違う食べ方をする、という趣向らしい。
なるほど、これは良いアイデア。

最初の一片は “生” で何もつけずにいただく。


半信半疑ながらも、言われた通りフル五感やってみた。

見て…あれ? 触れて…おや? 嗅いで…なぬ? そして、ついに口へ!



ンガガーーーー(llʘิДʘิll)ーーーーン


なんということだ!


ふんわり かつ しっとり かつ もっちり!!


違う!まるで違う!ぼくが今まで食パンと認識していたそれと、
この食パンは、まったくの別モノ。別の食べ物ではないか!



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 ▲食パンならぬ、ショックパン!



分かりやすく、虫でたとえると、

今まで クワガタ だと信じ込んでいたものが、
実は ヒョウタンゴミムシ だった


かのような!(°д°)


hyoutan.gif


他の参加者さんも、目を丸くしたり、白黒させたり、うろこを落としたりしていた。

あなどない… あなどれないぜ! パンめ!




あれ?(・_・)



五感って言ってっけど 聴覚 使ってなくね?


なぁーんてツッコミはさらっと流し

m9(;`Д´)」 ズバッと次回へ!!



posted by さくらい | 日常 | 更新情報をチェックする