前回までのあらすじ
▲食パンならぬ、ショックパン!
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『おぱ会(3)』
なぜだ? 何が違うんだ? (°д°;) 動揺を隠せない一同。
その秘密は、天然酵母 にあると言う。
天然酵母…(;`Д´) また出た専門用語…
あんまり会の進行をさまたげてもいかんので、
さらっと説明してもらったものに
帰宅後、自分で調べたものを足して説明すると…
ご存知の通りパンは発酵させる事で膨らむ。
これに一役かってるのがイースト菌だ。
イースト菌=酵母菌。違いは天然か否か。
普段ぼくが食べているパンの酵母は人工的に培養された発酵力の強い酵母。
つまり、短時間でパンを膨らます事ができ、コントロールもカンタン。
一方、天然酵母は文字通り、自然から採取したままの酵母なんだね。
じっくり時間をかけなくてはならずコントロールもむずかしい。
そのかわり、生地の香りや旨みを引き出せる。
ちなみに用意してもらった食パンは
一社にある「パントリコ」というパン屋さんの
ニシノカオリ食パンと教えてもらった。
ニシノカオリとは、小麦の名前なんだってさ。
関連記事;『パントリコでパン虜』
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閑話休題
話を、おぱ会に戻す。
なにはともあれ、“おいしい食パン” を初体験して、
参加者一同、大興奮だった。
そんな中、またしても、ぼくがうっかりかけ忘れたナフキンを
すかさず、パンにかけるぱんちきさん。「水分が逃げるから!」
尋常ならざるパンへの愛…ゴクリ。
ふざけていると、ビンタくらいされそうだった。
次の一片は、トーストして。
外側はザクッ、中はふんわり。
これまた、丸め、白黒させ、うろこを落とした。目ね。
このくらいから、ぱんちきさんが、
一般的にまともとは言えない発言をした時の
参加者一同のリアクションが変わってきたのが、おかしかった。
「クスクス」だったのが「へぇ〜ほぁ〜」素直に感じ入る反応。
いやはや、味の説得力はすごいね。(´ー` )
もちろん、ぱんちきさんの愛の力あってこそだけど。
次の一片は、トースト+バターで。
この “バター” が、またタダモノではなかった。
▲ぱんちきさん持参のカルピスバター(無塩バター)
当然、口にするのは初めて。
幾人かの参加者さんも初めてのようだった。
殺人的うまし!m9(;`Д´)
味が濃い=ウマイ この図式は確かにある。
外食のほとんどは、味が濃い。もっともな事だ。
でも、本当のうまさとは、“厚み” にあるとぼくは思うんだ。
カレーだってそうだ。まずい店は味は濃くても薄っぺらい。
その点、このバターは牛乳の風味が色濃く、かつ厚かった。
すなわち、これぞ「濃厚」である!m9(;`Д´)」
とくに向かいに座っていたSさんなんて、
「普通のバターは苦手だけど、これはおいしいです!」と
目を輝かせ、身を乗り出し、訴えていた。
それを受けて、ぱんちきさんがにこやかにうなずく。
その様子は、まるで教師と生徒のようだった。
このくらいから、講義を聞く “だけ” の姿勢だった
参加者一同が、自ら進んで口を開くようになってきたんだ。
「ぱんちきさん! ぱんちきさん!」ってさ。
ちょっと気を抜くと「きんぱちさん!」と言い出しそうなほど。
会として、すばらしい空気ができつつあった。
そんな空気に気がゆるんでか、隣のNさんが
最後の一片にナフキンをかけ忘れているのに気付き、
こっそり教えてあげる、という一幕も…
その最後の一片は、これまで食べた中で気に入った食べ方で。
みなさん、トーストだったが、
ぼくはあえて、もう一度、生でいただいた。
というのも、生にバター塗って食べるのも好きでね。
これは幼い頃に、姉が発見し我が家で大人気だった食べ方。
そのパターンやってないじゃん、と思って。
残しておいたカルピスバターを生パンに付けモグモグ。
これまた、うまし!(´ー` )
焼く事で少なからず損なわれる、しっとり&もっちり感と
優しく濃厚な味わいのカルピスバターとの相性はピッタリだった。
みんな笑顔だった。
これにて、食パン編は終了。次はバゲット!
ズドーンと次回へ!m9(;`Д´)