▲こんな感じの絵
日本では『ムンクの叫び』という名で浸透しているが、
実はムンクという画家が描いた『叫び』という作品である。
つまり、絵の中の男の名が “ムンク” ではない。
さらに、この作品は作者ムンクが不安にかられて見た幻覚をもとに、
描かれたものだが、それについて、こう説明されている。
“私は、自然を貫くけたたましく果てしない叫びを聴いた”
つまり、この男は、叫ぶどころか、
叫びを聴きたくなくて耳を塞いでいる。
さらにさらに、奥に見える人影。
「この人影が中央の男の陰口を言ってるから叫んでいる」
というような解説をされる事が多いが、これも間違い。
作者ムンク曰く、彼等は中央の男の友人なのだそうだ。
叫びを聴き耳を塞ぐ男を取り残し先に行ってしまっている。
つまり “叫び” は中央の男にしか聴こえていないという事…
正しい解釈を知ると、また別の意味で、
主題である “不安” や “孤独” が伝わってくるよね (´ー` )