引っ越しました

2014年02月04日

邦題のモラル

『100年後…』という邦題のゾンビ映画がある。

ダニーボイルのヒット作『28日後…』の露骨な便乗邦題、
その内の1つである。(コレ以外にもいっぱいある…)
パッケージもあからさまに関連作品と思わせるデザインだ。

SSS.jpg
 ▲左が『28日後…』 右が『100年後…』


//////////////////////////////////////////////

さて

ぼくは、こんなこと百も承知で借りてきてるからいいけど
『28日後...』と間違えて借りちゃう人も沢山いるだろう。

「『28日後...』が良かったから続編見たい!関連作品見たい!」とね。

当然、期待はずれ。金を払って、がっかりさせられる。

問題は売る側が、それも折り込み済みって事だ。


明らかな 詐欺行為


こういう事に加担してる人達って…どういうつもりなんだろう。
良心の呵責はないんかな? 仕事だから仕方ないとか思ってるのかな?

世の中には道徳に反する商品って、残念ながら存在する。
こうした商品を売ってる連中の言い分としては、
「欲しがる人がいるから」「ニーズに応えてるんだ」って事。
インモラルに違いないけど商人の理屈としては理解できる。

つまり

詐欺邦題、詐欺パッケージに加担してる連中はコイツラ以下。
なぜならニーズに答えるつもりなんて最初からないのだから。
欲しがってる人の気持ちにつけこみ、がっかりさせると分かってて、
だましてやろうって魂胆なんだから、厚顔無恥にもほどがある。

別に正義感とかじゃない。単なる軽蔑。

ぼくが軽蔑する理由は、だまし売り の他にもう1つある。

それは

原作への敬意が感じられない

ということ。

この作品、当然『28日後...』とは全く違う内容だ。
100年前の鉱山事故で死んだ子供達がゾンビとなって襲ってくるって筋。
正直ね…映画としては面白くないんよ。でも、きちんと作ってある。
原題は『Wicked Little Things』“いたずらっこ” 的な意味だ。
襲ってくるのは子供ゾンビなので、それなりにヒネッていると言える。
少なくとも製作者は『28日後...』をパクる気なんてなかったはずだ。

img198_wicked.jpg
 ▲パッケージも、まるで違う。

中には、内容からして、ふざけてる作品もある。
例えば『ゾンビvsチアガール』という映画は、学芸会以下のクオリティ。
バカバカしいお下劣シモネタ満載のB級映画だが、これはこれでいいんだよ。
なぜならB級映画にツッコミを入れる事を楽しむ人っているから。
そういう人のニーズに応えている。作る側も見る側も了承済みのプロレス。
だから、邦題やパッケージが、多少ふざけていてもヨシ!

でも『Wicked Little Things』は、そういうのとは違うじゃん?
(結果はどうあれ)正統な娯楽を提供しようとまじめに作られた作品だ。
そうした制作者の意図を、踏みにじっていい権利なんてないはずだ。

作られた国ではヒットしなくても日本ではヒット!
そういう可能性だってあるのに、作品そのものの前に
「『28日後...』のバクリかよ」ってだけで評価を下げる。
そんな事をしていい道理なんてないはず。

詐欺邦題、詐欺パッケージ、いい加減やめてほしい。




posted by さくらい | 疑問 | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。