引っ越しました

2012年07月17日

純正キーボードの不具合とAppleの対応

今日はちょっとハード周りのお話。

最近、キーボードの「→」キーが入力しづらくなってきた。

押しても押しても入力されず、
何度も押してやっと1度入力される…という具合だ。

「→」キーは文章を書いてるときアイビームの移動などで
頻繁に使うのでかなり不便である。

IMG_4346_400.jpg
 ▲問題の「→」キー

このキーボードは2009年8月1日に購入したiMacに同梱されていたもの。
ほぼ3年使ってはじめて起きた問題だから、これについては文句ない。納得。

そんなわけで買い替える事にした。
せっかくなのでテンキー付きを。


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ところが…

今使っているiMacのOSはOS 10.5.8(レパード)。
最新機のOSは10.7(ライオン)。2世代も前のものだ。
それでも今も問題なく現役、よく働いてくれている。
キーボードがダメになったからって、iMacごと買い替える必要はない。
キーボードさえ買い替えればOKと思うのが普通だろう。

だが… それが思ったよりもタイヘンで…



まずiMacを買ったヤマダ電機へ行ってみた。近いしね。
ところが、US(英語版)キーボードしか置いてなかった。
USキーボードばかり20本近くも…なんでよ…

Apple純正のJIS(日本語版)キーボードには
スペースバーの両脇に「英数/かな」の切り替えボタンが付いている。
これがあるかないかじゃ雲泥の差。Winの人はかわいそうに…と思うほど便利だ。

IMG_4351_400.jpg
 ▲JISキーボード

USキーボードは、なんせ “英語版” なので、かなの入力は想定していない。
よって、この切り替えボタンそれ自体が付いていない。

まぁ、でも「英数/かな」の切り替えは
キーボタンじゃなくてもディスプレイ上でできる。
でも、それ以前の問題として、JISとUSではキーの配列が違う。

例えば、JISで「Shift」キー+「2」キーを押すと、
当然「”」が入力されるが、USでは「@」が入力されてしまう。

他にも… $ % ^ & * ( ) _ + { } | ←これら記号の入力が、
ことごとく慣れ親しんだJISのキー配列とは違う。
これは 致命的に不便 だ。

ってわけでいくらApple純正でもUSキーボードは却下。

サードパーティ製のキーボードもあるにはあったけど、
Mac用のキーボードっていうのはナイ。ほとんどがWin用。
やっとあっても「Mac “にも” 対応」って程度の代物で、
キーの配列自体はあの非合理なWinのそれに準じている。
当然、スペース脇に「英数/かな」切り替えボタンない。却下。

結局、何も買わないままヤマダ電機を後にした。



とはいえ、そのへんの電気屋にApple純正キーボードなんて
置いてあるはずもない。ハードオフなら運が良ければあるかもしれないが、
純正でもそんなに高価なものじゃないので、できれば中古は避けたい。

となると Apple store しかない…が、微妙に遠い (=_=;)
…とはいえ、選択肢はこれしかないから、しかたない。

「遠いけど、純正キーボードなら正規店で買うのが一番だよな〜
 ぜったい間違いないもんな〜」とポジティブに考え直し、
バイクを走らせること40分、Apple storeに到着。
祝日でごった返す人波をかきわけキーボード売場に辿り着いた。


ところが…


10.6.8(スノーレパード)以降対応のキーボードしか棚に並んでない。

ぼくのは10.5.8… だめじゃん…(=_=;)

IMG_4352_400.jpg
 ▲要件:Mac OS 10.6.8

で、通りかかったスタッフさんに尋ねてみた。

「すいません、これ10.6.8以降って書いてありますよね?
 うちのOSは10.5.8なんですが、使えますか?」

「あー10.6.8以降対応ですので、使えませんねー」

「そうですか。では10.5.8で使えるキーボード持ってきてください」

「……え?」

「え?」

ぼくは、この10.6.8以降に対応したキーボードは、
最新機で使える製品だからプッシュしてるという理由で、
棚に並んでるだけで、奥には10.5.8に対応したキーボードも、
当然、あると思ったんだよ。

ところが、ナイ!

10.6.8以降対応キーボードしか在庫がないらしい。
なぜか、それが当たり前の事みたいな顔をしている。

「…そうですか。じゃあ、10.5.8対応のキーボードを
 取り寄せることはできますか」

「いえ… もう取り扱ってないので…」

え!?(°_°)

置いてないどころか、取り扱ってすらいないらしい。

「えっと… じゃあ、どうすればいいんですかねぇ?
 中古を探すか、サードパティ製を買うか…ですか?」

「そう…ですねぇ… ちょっと確認してきます」

正規店の対応として、さすがにマズイと思ったのか奥へ。
数分後戻ってきたスタッフさんからニッコリこう言われた。

「10.6.8以降対応キーボードなので一部の機能は使えませんが
 10.5.8でもこのキーボードを問題なく使えるそうです」



あ、なぁ〜んだ。そういうことかー。(´▽` ;)


IMG_4348_400.jpg
 ▲従来のキーボード (F3)Expose (F4)Dash board

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 ▲新型のキーボード (F3)Mission control (F4)Launch pad

Mission controlとLaunch padはライオン(10.7)からの新機能だ。
これが “使えない一部の機能” って事なのだろう。

そりゃそうだ。
そんなのはキーボードじゃなくてOSの話だからねぇ。
入ってもいないOSの機能をキーボードに求めたりはせんよ。
まったく認識しない!使えない!って事なら、
どうしようもないけれど、この程度のことなら別にいい。(´ー` )



ってわけで、ご購入〜。4800円也〜。

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 ▲Apple純正テンキー付キーボード(JIS)

帰宅後、さっそく使ってみた。

うっひょー!テンキー便利便利〜!
最初は問題ないように思われた。

ところが…

「shiftキー」+「"(ダブルクォーツ)」キー ぽち


モニタ上: @


ん?(;`_´)


「shiftキー」+「"(ダブルクォーツ)」キー ぽち ぽち ぽち


モニタ上: @ @ @ @


(´Д`;)USキー配列じゃんかぁ…

なんてこった…

IMG_4353_400.jpg
 ▲2キーには「”」と表記してあるのに「@」が入力される…

ヤマダ電機でUSキー配列は 致命的に不便 だから避けたばかり。
それが正規店で純正キーボードを買ったにもかかわらず… なぜ… _| ̄|○


実は

以前も、iMac同梱のJISキーボードが、
突然、USキー配列になった事があった。
その時は、SMCリセットで、元に戻ったが、今回はそれでも改善しなかった…

いくらなんでも “使えない一部の機能” が、JISキー配列なんて事はないだろう。
そんなの、どう考えたって “問題なく使える” とは言い難い。 買ってない(´Д`)

まずもって、同梱キーボードですら起きた
JISキーボードなのにUSキー配列として誤認識される問題。

これでしょ? 根本的な原因は。

ぐぐってみたら、出るわ出るわ、
10.5での、この問題はかなり頻発してるようだった。
…が、解決法の決定打が見つからない。

要するにOS側がJISキーボードをUSキーボードだと
誤認識している事が原因。これを手動で設定できれば…


ここでやっとAppleのサポートに電話をした。

「もしもし、昨日Apple storeでキーボードを購入したのですが…」

事の経緯を事細かに説明した上で、誤認識の解決法を尋ねた。

すると、

「しばらくお待ちください。確認してまいります」

と、アドバイザー(Appleではサポートの人をこう呼ぶ)さん。
5分くらいして戻ってきて、こう言った。

「こちらのキーボードは10.6.8以降対応ですので、
 10.5での動作は保証していませんね」


「は、はぁ」

そんな事を確認しに行ってたのか…

こういうのって本当に多い。
サポートに電話をする人は何かしら困ってるのだ。
その解決策が知りたくて問い合わせているのに、
まっ先に責任逃れの言い分を持ち出してくる。

ユーザーはそんな事が聞きたくて時間を割いてるわけじゃない。
問題が起きていて、それをどうにかしたい、それが目的なのだ。
そして、それをどうにかするための情報を提供するのが、
サポートセンターの本分じゃあないのか!m9(;`Д´)

アドバイザーさんは、ぼくの「はぁ」を受けてこう続けた。

「えーっとですね、Macにはオペレーションシステムというものが
 ありまして、そのバージョンによって使えるキーボー…


「あ、ごめんなさい。そのへんは分かってます」

さっきの「はぁ」はピンときてない「はぁ」じゃなく呆れてる「はぁ」だから!
こちとら、Macユーザー歴15年じゃい!ヽ(`Д´)ノ=3
そんな初歩の初歩の初歩の初歩の話なんて聞いてらんないよっ!
それを差し引いてもこのへんの事はぼくの方から最初に説明している。
何度も繰り返す必要がない。責任逃れしか頭にないのか。

なんて思いながらも、努めて冷静に言い直した。

「先ほど説明したように動作保証外だと言う事は
 すでに購入時にスタッフさんから聞いておりまして。
 “一部の機能が使えないだけで問題なく使える”と言われたので、
 それならばと購入しましたが、これについても自分は了承済みなんです。
 別に「責任とれ!」とか「補償してくれ!」とか、そういう事を
 求めているわけじゃなくて問題の解決策を示して頂きたいんです。
 要するにOSがJISキーボードをUSキーボードと誤認識している事が
 原因なので、正常に認識させる方法があるなら教えて頂きたいんです。
 それでもダメなら、動作保証外なのに購入した自分に責任がある、と
 諦めるだけの事ですので」

「はぁ〜…なぁ〜るほど、なるほどぉ…そうですねぇ…

オイ大丈夫か? 分かってるのか? (=_=;)

「シニアアドバイザーと代わりますので3分ほどお待ちください」

シニアアドバイザーとは、通常のアドバイザーより詳しい人のことらしい。

だったら、最初から出してよっ、シニアさんを!!ヽ(`Д´。)ノ



保留3分後、

「もしもし? さくらい様」

「はい(お、シニアさん登場か?)」

「ちょっと手違いで、あと3分ほどお待ち頂けますか」

「はい(さっきの人じゃん…)」

この無意味なやりとりが3回続く。

この確認、いるかなぁ?
いちいち、電話とるの面倒くさいよ。
最初から10分後って言いなさいよ。
早く来ても文句言う人なんていないんだから。
こういうとこからして、もうイライラ。

「もしもし、お電話かわりました。わたくし○○と申します」

ついにきたー! シニアアドバイザーさん登場!

さっきのアドバイザーさんから、用件がちゃんと伝わってるか
不安だったので事の経緯を、もう一度説明し、解決策を尋ねた。

「実はそういったお問合せは多数いただいております。
 しかしながら10.6対応のJISキーボードをOS10.5上で
 USと誤認識してしまった時に手動で正常に認識させる方法は
 残念ながらございません。申し訳ございません」


「そうですかぁ…」

ガッカリしたけど、対応としては大正解だ。
こちらの説明をキッチリ理解していると分かるし、
問い合わせた用件についての回答も示している。
その回答が今回は「ナイ」というだけの事だ。

こりゃ、あきらめるしかないかな…と思ったその時だ。
シニアさんから、おどろきの提案が!

「しかしながら、今回は正規店で純正キーボードをご購入という事、
 またその際、スタッフが“問題なく使える”とアナウンスした事が原因ですので
 10.5対応のキーボードを送らせて頂くという事でどうでしょう」


Σ( ̄□ ̄;) ナ、ナンデスト!?

「えっ!いやいや動作保証外と知ってて買ったぼくの責任もあります。
 店舗のスタッフさんからも“動作保証はできません”と聞いてますし、
 そんなの悪くないですか?」

「いえいえ、とんでもないです。それではご納得頂けないと思いますので。
 わたくしが責任をもってお送り致しますので1週間ほどお待ち頂けますか」


「はいー!(°∀°)/ヨロコンデ!」

シニアさん、話はやぁー! 決断はやぁー!

そして何より、対応が神!m9(;`Д´)



最初のアドバイザーさんのぐだぐだ対応とのギャップなのか、
軽いカタルシスを覚えたほどだ。グッジョブ!シニアさん!(°∀°)b


ハイ、そんなわけで〜


(解´ー`決)/

あとは1週間後に対応キーボードが届くのを待つだけだ。
ヨカッタ、ヨカッタ。




追記:今回の件で思った事。

3年前に発売したMacに対応した純正キーボードが
正規店に置いてないってのはいかがなものか、と思う。

せめて、対応年数の間は置いておくべきじゃないだろうか?
あまつさえ “取扱いすらナイ” なんていうのは話にならない。

Apple Careは3年に設定されているが、3年で必ず壊れるわけじゃないし、
まずもって一般的なパソコンの対応年数は4〜5年だ。

むしろ、Apple Careが終わる3年頃から問題が発生する確率が上がるのだから、
なおさら、それに対応した買い替え用デバイスは用意しておくべきだと思う。

Adobeのクラウド販売に絡む「アップデートは1世代前まで」も
そうだけど、誰も彼もが、“新しいもの好き” ではない。
新しいものを導入する際の、
金銭的コスト・時間的コスト(慣れるまでの)バカにならない。
“1つのハード・ソフトを長く使いたい”というユーザーの希望を、
ないがしろにするような方針は、慎んでもらいたいもんだ。



ご注意(念のため)

この記事を持ち出して、Appleサポートの人に、
無茶な事を要求するのはやめましょう。
「この人は送ってもらってるじゃないか!うちにも送れ!」みたいなね。
そういうのは…単なる迷惑クレーマーなので(=_=;)

今回は正規店で購入した純正キーボードだという事。
その際、“問題なく使える”という説明を受けたという事。
かつ購入したのが昨日という事もあり、これらの条件が
スムーズに確認できたからできた対応と思われます。


posted by さくらい | 技術 | 更新情報をチェックする
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