見た目的には巨大なアロエって感じ。

▲後ろの塀と比べると大きさが分かる
リュウゼツランという植物らしい。漢字で書くと「龍舌蘭」

▲手と比べると大きさが分かる。肉厚で堅い。
なるほど、まさに竜の舌だ。
質感はタイヤに似ている。
ちなみに素手でさわるとカブれる事があるらしい。

▲葉の周囲にはトゲがある。
アロエ程度のナンチャッテトゲじゃなく、
ちゃんと刺さって血がでるトゲ。
バラのトゲくらいの強度はある。

▲若い葉の先端は、さらに大きなトゲが!
3cmくらいある。ふつうに武器になるレベル。危ない。
調べてみると、このリュウゼツラン、
30〜50年、この状態で成長するらしい。
そしてある日、突然、中央から空高く茎を伸ばす。
その高さは5〜10mにも及び、
何千という花を咲かせ、あとは枯れてしまう。
受粉の仲介者は蝶なんてもんじゃない。巨大コウモリだ。
ちなみにメスカル(テキーラ)というお酒の原料になるらしい。
また葉の繊維から作った縄は濡れると急激に収縮する性質があり、
殺人のトリックに利用されることもあるらしい。
姿も、名も、生態も、用途も、
なにもかもドラマチックな植物だ。
なぜ熱帯の巨大植物が、こんなとこに生えてるのかは不明…