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<前回までの概要>
ネットの匿名性を悪用し人に迷惑をかけ、
それが露呈すると親になりすました子どもと、
この期に及んで素性を明かさない認識の甘い親に、
外部アプローチ(警察・学校)を検討するも、
なんとか思いとどまり、電話で話す事になった。
遅い時間だった。1時間半ほど話したと思う。
まず非通知で携帯に掛け、すぐご自宅の電話へ掛け直した。
数時間のクールダウンのおかげでだいぶ落ち着いていた。
外部アプローチこそ思いとどまったが、だからといって、
・長期に渡る実害を伴う迷惑行為。
・保身しか頭にない見苦しい言い逃れ。
・露呈して尚、親になりすました背信行為。
・これらに対する親御さんの認識の甘さ。
これらについて一切、妥協する気はなかった。
詳細な実害の説明とここに至った経緯。
そして、言い逃れ・なりすましという行為に触れ、
荒らし対応顛末記(3)の内容を切々と訴えた。
息子さんには、狡猾で卑劣な面があります。
誠実さの欠片も感じられません。
我が子の、認めがたい面をさんざん指摘され、
さぞ悲しく悔しく苦々しい思いをされたと思う。
ムービーの笑顔がチラついて、こちらも辛かった。
しかし、中身を伴った指導を、親御さんに委ねるからには、
甘い認識は捨て、肚をくくっていただく必要があった。
親御さんが息子さんのこうした面を受け入れず、
指導する気がない、指導する事ができないのなら、
警察や学校から指導していただくしかないのです。
一時はかなりの怒りを覚えた事も伝えた。
しかしその理由は、発端である荒らし行為ではなく、
露呈した後の息子さんの誠意のなさ、親御さんの認識の甘さ、
これらに拠るものである事も告げた。
親御さんは、終始、申し訳なさそうだった。
すべて納得された上で、改めて謝罪をされた。
「決して言い訳にはならないですが」とされた上で、
酌量の余地ある、ご家庭の事情も話された。
もしかしたら… と想定していた、
半ニヤケの慣れ合いで茶を濁すような、
不誠実な対応ではないって事だけは充分伝わった。
最後に「息子が替わりたいそうなので、いいですか?」
と言われ、咄嗟に了解してしまったが、これはミスった。
まだ早い。息子さんにとっても、ぼくにとっても。
やはりチャットと同じ謝罪文句を口で伝えてきただけだった。
相手は中1。語彙が足りないだけ…と思ってやるしかないが、
ここで「済んだ。終わった。許された」と思わせるわけにはいかない。
「おい、わかるな? いるぞ。俺はちゃんといるからな。
パソコンの中の事じゃないぞ。お前がさんざん罵った相手は、いる。
もう絶対すんな。あとは全部お父さんに伝えた。お父さんから聞け」
決して気を緩めず切り上げた。これで間違ってないと思う。
あとは、フォローするもコーチするも親御さんのお仕事だ。
これにて、ぼくは一段落。彼に関しては。
でも彼と親御さんは、これで終わりではない。やっと始まる。
ただの通過点でなく起点にできるかどうかの作業が。
大袈裟に言えば今後の息子さんの生き方が決まる分水嶺となる作業。
親御さんには、その意図が伝わったと信じたい。
違うよ。
「なんか、きれいに収まった」
「結果的に有意義になって良かった」
これを読んでるあなた、そう思ったならそれは違う。
そう思われては心外だ。冗談じゃない。やめて。
(´ー` ) ←まだ、こんな顔などしていない。
なんにもスッキリしていない。
現状、単に力づくで 荒らしを止めた というだけだ。
許せと言うなら「許す」と言おう、でもそんなのは “ポーズ” だ。
それで楽になるのなら、いよいよもって度し難い。
まだいる。
始まってさえいない奴が。
荒らし対応顛末記(7)へ続く